徐々に梅雨の気配がしてきたこの頃。
本日は芒種です。
この時期になると傘を使う機会も多く、街中では彩り豊かな傘の花が開きます。
店頭にもレイングッズコーナーが設置され、モダン、シック、ポップ、
キュート、エレガント等様々な傘を見ることがあります。
カラフルな傘を上から吊るして空を彩り道を華やかにする
アンブレラスカイプロジェクトなんてものもあり、
フォトジェニックな傘が世界中で見られます。
街中で咲く美しい傘がある一方、先日通ったとある山道で荒れた傘を見かけました。
日に曝され雨に曝され風に曝されボロボロになり、それでも自然に還ることも出来ず、
山道でぽつねんとあった荒れた傘。
この道端の傘にどんな物語がありここにたどり着き最期を迎えているのかは分かりませんが、
荒廃した雰囲気が漂っていました。
たぶん妖怪ってこういうところから生まれるんだろうな。
・・・実際は「壊れた汚いビニール傘が道端に落ちていた」ってだけの話ですが。