個人情報は街中のあらゆるところから日常的に、かなりライトに漏れ出しています。
例えば、同じ電車に乗っていた淑女たちの噂話
話題はご近所さんが入院したということ。
どんな病気でどこの病院でどんな治療をして、数分間同じ空間にいただけなのに、
見ず知らずのご近所さんの既往歴まで知ってしまいました。
また、神社やお寺でのご祈祷
神様仏様に願いと想いが届くように、家族全員の住所氏名年齢(数え年)祈祷内容等、
全部しっかり読み上げていらっしゃいます。
そこにいる人たちに情報がフルオープンされています。
(やり方や考え方はそれぞれ違うので、情報開示しないパターンもたぶんありますよね)
さらには、カウンターしかないこじんまりした居酒屋
お隣さんとの距離が近く、会話もしっかり聞こえてきます。
お隣さんから、癖が強いカスターマーや奇天烈な同僚の面白エピソードトークが繰り出され、
その中には「業務上知り得た個人情報」にあたるようなものも含まれていました。
(あとこれはフィクションですが、サスペンスドラマのワンシーンで
主人公たちが公の場で事件についてあれこれ話し合って、作戦会議しています。
演出の都合上しかたないとはいえ、事件や被害者加害者のことなど
機密情報駄々洩れになっているのがいつも気になります)
役所や企業や病院が個人情報保護法に基づいてガチガチに対策しても
アナログな場で色々なところから大事な情報が漏れ出しています。
人の口に戸は立てられぬ、ですね。
自分の預かり知らぬところで、自分の情報が一人歩きしている可能性もあるし、
自分が自覚せずに人の個人情報をライトに垂れ流している可能性もある。
怖いですね。
今一度個人情報について考えてみるのもいいかもしれません。