7月も中旬になり、セミたちもウォームアップを始めるようになりました。
あちらこちらで、胸のドラムをチューニングしている声が聞こえています。
本社の事務所は建物の2階にあるため、ちょうど街路樹の枝と同じ高さになります。
そのため、セミの声がよく聞こえる!
セミのハイシーズンになると、蝉時雨、というより蝉ゲリラ豪雨にのようにけたたましく鳴り響きます。
窓を閉め切っていても防げないほどの大きな大きな啼き声です。
今年のセミたちは、ここ数年の異常気象を土の中で耐え忍び生き抜いた精鋭たちです。
近年稀に見る猛者の世代です。
もしかしたら例年よりも、一段力強いロックが聞こえるかもしれません。
セミにとっては長い一生の中で最期の夏、必ず死ぬと書いて「必死」に啼き続けているのです。
煩い、喧しい、等とネガティブな捉え方をせず、夏らしい音を感じてみるのもいいかもしれませんね。